自分は、案外と思い切りが良いほうだと思っている。
本当にやりたくないことには近づかないようにするが、どうしても逃げられないことや、やりたいけどちょっとチャレンジングなことについても、たいがいなんでも「えいや」と行動してしまえる。
この思い切りを良くする方法についてもいつかエントリしてみたいところだが、まずは今回はいかにして自分が何かをせざるを得ない状況へ追い込むかについてまとめてみる。
順不同になるが、今自分でチャレンジしていることの一つ目に英会話がある。
きっかけは「教育訓練給付金」の給付額が将来減額されるというニュースをみたことで、あまり英会話と関係ない。
このときに思い切ったことはたいしたことがなく、やったことを順番に並べると、
⇒まずGoogle
⇒「英会話」で検索
⇒たくさんのスクールが出てくるが、最寄のターミナル駅「上野」に教室があるのはNOVAとBerlitzくらい
⇒なんとなくBerlitzを選択(当時はNOVAもまだ健在ながら微妙な噂は流れていた)
⇒HPからカウンセリングの予約画面へ
⇒必要事項を入力(面談可能日時を第3希望まで、とか)
⇒送信ボタンを押す
以上である。思い切らないとできないことは、おそらく最後の「送信ボタン」をクリックすることだけではないかと思う。
なんだろ、クリティカルファクターというか、キーファクターというか、それをするまでは後戻りできるけど、それをやったあとは「もう戻れない~」となるアクション、それに対して「思い切りの良さ」は試されているように思っている。
さて、そうするとあとは英会話学校側から返事が来るので、それにさらに返事して、決められた時間に決められた場所へ赴くこと、そうするとあとはBerlitzの中の人がきっと丁寧に対応して下さるはず、という段取りである。
実際、綺麗なお姉さんに対応して頂いて、この点自分の勘は正しかったなと思ったりもしたが、これもまた別の話になるので割愛。
結論としては、「自分を追い込むためにした作業」は、ただ「送信ボタンをクリック」するだけであった。
こういう具合にブレイクダウンすることで自分の前に立ちはだかる壁を小さいものにして、あとは目をつぶってでもできるくらいのことにしてしまうのが自分なりの(正確にはGTDや何とかハックの考え方を取り入れた)やりかたである。
もう一つといえば、マラソン(あるいはジョギングの継続)がある。
こちらは単純に「レースに申し込む」、以上である。
RUNNETというサイトに行けば、色々なレースが検索できて、同時にエントリーもできる。
レースにエントリーしてしまうと、少なくとも本番では5kmなり10kmなりあるいは42.195kmなりを走らなければならなくなる。
また、いくら素人だと開き直っても、多少は自分で納得できるタイムを出したいと思うのが(おそらく)人情だろうから、大半の人間は少しジョギングしたりするはずである。
コンスタントにレースの予定をいれれば、少なくともレース直前くらいは練習するだろうから、なんとなくジョギングが継続する。
この場合も、最後にする作業は「PC画面上でクリックする」のみであり、思い切りさえよければ簡単にできるものである。
ちょっと話はそれるけど、レースにエントリすることの利点はもう一つあって、それは大会スタッフが給水を用意してくれたりすることである。個人で長時間走ろうとすると給水のことも考えなければならなくなるが、誰かが道端に用意してくれるというのは、これはもう有難いものである。長距離のレースになれば食べ物も振舞われたりする。いろいろな人が応援してくれたりもする。応援なんて、一人で走っててもなかなかしてもらえることがない。レース最高!である。
大胆に話が逸れました。
あと、やっかいな仕事が回ってきたときには、自分としてはとりあえず「できます」「やります」と上司に言うことが多い。
相手にコミットすると同時に自分にも言い聞かせる感じである。
むしろ後者の意味合いが強いかもしれない。
不思議なことに、声に出してコミットすると、重たい仕事でも何とかなるような気がしてくるものでもある。
たぶんこれも「追い込む」ことになっていると思われる。
ただ、いくら課題をブレイクダウンしても、最後のアクションができないという人は多いような気がする。
私は幸いなことにその「最後のアクション」を能天気にやってしまえる気質であるが、人によってはそれが出来ないという話も聞く。
そういった場合は誰かに背中を押してもらうとかいう方法もあるが、たいていの場合はその「背中を押される」ことにも抵抗感や恐怖感を覚える向きもあるようで、難しいことになっている。
私見としては、「追い込まれたってたいがい何とかなるもんだ」という体験(これも成功体験と呼べるのだろうか?)があるので恐怖感が薄いのかもしれない。
そうすると「成功体験」あるいは「体験」というテーマでまたエントリしないといけないかもしれない。
とりあえず、追い込む方法の例示は出来たと思うので、今日のところはこのあたりで。