2010/04/18

早起きの効用

池田千恵さんの「「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!」を読了。
http://before9.jp/4ji/index.html




















去年のハワイ旅行直後、時差ぼけがうまいこと働いてくれて超朝型になれた時期がありました。
時間の経過とともにそれはだんだん従来の生活リズムへ収束していってしまったのですが、あの時期はなんとなく心も体も充実感を伴ってすごせていました。
この体験があったため、本書の趣旨はすでになんとなく理解できてたつもりでした。
しかし、先日ある方のブログで熱烈に紹介されていたので気になってしまい、結局購入、そして読了しました。


で、早起きを実際に先週の火曜日くらいから実践しています。
池田さんの4時起きはちょっといきなりはハードルが高かったので、とりあえず5時から5時半に起きて、朝の時間の活用をしています。

やってみて分かったことを、「朝ぎりぎりまで寝ている」ケースと「早起きして時間に余裕がある」ケースと対比しながら書いてみます。

「朝ぎりぎりまで寝ている」ということは、結局「準備」の時間がないということなんですね。
顔を洗って朝食を摂って、いつもの電車に駆け込むのが精一杯で、例えばその日の仕事に対する段取りをイメージしたりするのが始業後になってしまいます。
始業後に段取りするからその時間だけ日中の時間が圧迫されて、それが残業時間に反映される、帰りが遅くなる、寝るのが遅くなる、そして翌朝もぎりぎりまで寝る、週末は寝貯めする、というあまり好ましくないサイクルに収斂します。
ノー準備とか、「構え」ができていない状態というのは、いかなる武道の達人といえど戦の場でその本領を発揮できないでしょうから、いかに厳しいものかと認識が新たになりました。

しかし、「早起きして時間に余裕がある」と、一日のタスクを整理して、一日のゴールのイメージを明確にしてから仕事にとりかかることもできます。
朝のまとまった時間は結構貴重で、あたりまでですが本当に誰にも邪魔されないので、なんでもできるのが良いです。掃除洗濯してもいいし、ゆっくり朝食を摂ってもいいし、読書もできるし、調べ物や自分の将来についてのブレストをすることもできます。
ふとんをはねのけることだけが最大の障害ですが、これも面白いもので、前夜に翌朝何をするかをきちんとリストアップして、手で書いて目で見て認識しておくと結構起きやすくなるものなんです。
この著書の中でも早起きのTipとして「前日の仕事を完全に終わらせないで、すこし翌朝に残しておくと、それを完了させるために起きなければならなくなるから、早起きがしやすくなる」というようなことが紹介されてましたが、これは本当でした。起きないとヤバい、という意識はなかなか強烈なものです。
悠然と「構え」をとった武道の達人から隙を見出すのは困難、百戦危うからず、といったところでしょうか。


とはいえ、この週末は7時とか8時とか、全然早起きになってないんですが、それでも従来は正午前後に起きていましたから、だいぶましだなと思えています。
これから執筆作業(明日が締め切り!)を終わらせて、さらに午前中のうちにジョギングをすませて、午後はのんびり映画でも観て過ごしたいなと思います。うーんこの余裕しゃくしゃく感がステキ。


あれだ、余裕と充実感って同時にやってくるものなんですね。ちょっと嬉しくて感動してます。

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