2008/10/13

部屋の掃除をしていると

昔の日記を見つけたりする。今日見つけたのはメモ書きのようなもの。

当時、現役として大学受験に挑戦して敗戦して浪人確定した日のことだった。
失意の帰宅中に近所の公園を通りがかった時、公園の内側に5歳くらいの女の子が3人いて、そのうちの1人にに「おじさんだー」と指さされた。
まだぎりぎり高校生だってのに。
そしたら別の1人が「違うよ、おにいさんだよ」と言ってくれた。
苦笑しながらも自宅方向へ進んだら、女の子達も公園の中から、キャーキャー言いながらついてきて、公園の出入口のところでご対面。
3人とも顔をくしゃくしゃにして笑ってくれた。
俺もつられて笑った。
1呼吸おいて、1人が唐突に「ばいばい」と言った。
俺も、自分でも驚くくらいあっさりと「ばいばい」と言って、その場を立ち去った。

で、こういうつまらないことがなぜか忘れられない思い出になったりすることがあるよなー、俺はきっと忘れないだろうなー、みたいなことが綴られていた。

このメモ帳は、捨てることにした。
俺はきっと忘れないとか言いながら、これを見るまで忘れていたんだから、持っている意味がないと思った。


若い頃に粋がって言った台詞なんて、ろくなものがない。

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